2022-05-30 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、21000ポイントを回復 米株高や上海の規制緩和を好感
週明け30日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.87%高の21084.54ポイントだった。中国企業指数は2.22%高の7239.66ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で734億6000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後に上げ幅を広げ、ほどなくして心理的節目の21000ポイントを回復。前週末の米株高の流れを引き継ぎ、米インフレのピークアウト期待から香港市場でも買いが優勢。ロックダウン(都市封鎖)が長期化している上海市は29日、全面的な経済活動の再開に向けた総合施策を6月1日に施行すると発表したことを受け、行動規制の解除と経済の正常化に対する期待も地合いの改善につながった。もっとも、上昇率が2%を超える水準では伸び悩み、中盤以降は狭いレンジでもみ合った。
ハンセン指数構成銘柄では、李寧(
02331)、海底撈国際(
06862)、華潤ビール(
00291)など消費関連株の上昇が目立った。大型ネット株の美団(
03690)、JDドットコム(
09618)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)も買いを集めた。半面、本土不動産株の龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、ガラスメーカーの信義ガラス(
00868)、ガス会社の新奥能源(
02688)が軟調だった。