2022-05-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続伸、上海のロックダウン解除期待 自動車株に買い
週明け30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。前場終値は前営業日比0.31%高の3140.09ポイントだった。深セン成分指数は0.73%高の11274.99ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5187億8800万元だった。
上海総合指数は小高くスタート。序盤に小幅ながら下げに転じる場面があったが、すぐに切り返して上げ幅を広げた。中国で新型コロナウイルスの新規感染者数が減少するなか、都市封鎖(ロックダウン)解除への期待が相場を押し上げた。上海市が29日、全面的な経済活動の再開に向けた総合施策を6月1日に施行すると発表し、買い安心感につながった。ただ、足元の利益を確定する売りも出て上値は重い。中国の5月製造業購買担当景気指数(PMI)の発表をあすに控え、結果を見極めたい投資家は積極的な売買を見送っているもよう。
セクター別では、自動車やゴム、酒造が高い。半面、石炭や教育、海運・港湾が下落している。
上海B株指数は0.88%高の307.92ポイント、深センB株指数は0.96%高の1109.18ポイントとともに4日続伸した。