2022-05-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、プラス圏でもみ合う 経済対策期待も上値重い
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比0.52%高の3139.44ポイントだった。深セン成分指数は0.45%高の11257.14ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5084億2800万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。国務院(内閣に相当)常務会議が決めた6分野33項目の景気安定政策について、李克強首相が全ての実施細則を5月末までに打ち出すよう求めたことから、中国当局による経済対策への期待が広がった。半面、「ゼロコロナ」政策の下、4−6月期の経済成長が大きく落ち込むことへの懸念や、行動制限の緩和を巡る不透明感が上値を抑えたもよう。
セクター別では、教育、採掘、石油、化学原料が高い。風力発電設備、医薬品販売、電源設備が売られた。
上海B株指数は0.61%高の305.58ポイント、深センB株指数は0.37%高の1098.48ポイント。