27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅反発。前場終値は前日比2.77%高の20672.80ポイントだった。中国企業指数は2.87%高の7074.29ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で707億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を500ポイント超上回って寄り付いた後、プラス圏で堅調に推移し、上昇率は一時3%を超える場面もあった。前日の米株高が好感されたほか、国務院(内閣に相当)常務会議で決めた6分野33項目の景気安定政策について、中国の李克強首相が全ての実施細則を5月末までに打ち出すよう求めたことも引き続き支援材料となった。
個別では、市場予想を上回る2022年1−3月期決算を発表したアリババ集団(
09988)が12.45%高と相場の上げを主導。JDドットコム(
09618)や美団(
03690)、テンセント(
00700)も高かった。原油先物価格の上昇を受けてCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)も買われた。半面、信義光能(
00968)や中国海外発展(
00688)がさえない。