2022-05-26 |
中国/政策/その他 |
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景気安定策の実施細則、月内に打ち出すよう指示=李克強中国首相
中国の李克強首相は25日、国務院(内閣に相当)常務会議で決めた6分野33項目の景気安定政策について、全ての実施細則を5月末までに打ち出すよう求めた。同日開催された全国ビデオ会議で行った「重要講話」のなかで関連部局に指示した。
李首相は、3月から4月にかけて雇用や工業生産、電力消費、貨物輸送などの指標が目に見えて低下し、一部では新型コロナウイルス禍の2020年よりも打撃が大きかったとの認識を示した。その上で「発展こそがわが国の一切の問題を解決する基盤であり、カギだ」と述べ、第2四半期(4−6月期)に経済が合理的な水準で成長し、失業率が低下するよう努力すると表明。各部局が「経済の大局面にあたって責任を持ち、より強い緊迫感を持って、中央経済工作会議と政府活動報告で決めた政策措置の実施を上半期に完了する」よう要求した。
同会議は韓正副首相が主宰し、孫春蘭副首相、胡春華副首相、劉鶴副首相がそろって参加した。