モルガン・スタンレーは最新リポートで、テンセント(
00700)の投資判断をこれまでの480HKドルから450HKドルに引き下げた。投資判断は「アウトパフォーム」を維持。2022−24年売上高予想を5%、6%、7%、非GAAPベースの営業利益予想を2%、3%、2%それぞれ下方修正した。22年4−6月期は厳しい状況に直面すると予想し、回復は23年にずれ込むとの見方を示した。『AAストックス』が19日伝えた。
モルスタは、事業費用の調整に限界があり、マクロ経済や新型コロナウイルス感染症を巡る不透明感が粗利益率に下押し圧力をかけるとの見方を示した。23年からプラス成長に回復できるかは、ショート動画や広告の収益化や今後リリースする新ゲームに注目するとした。
部門別では、22年4−6月期もゲーム部門が軟調に推移し、季節要因に加え、未成年保護措置から売上高は前年同期比4%減と予想。広告部門も底打ちしておらず、物流ハブの上海のロックダウンで4−6月期は25%減少になると見込んでいる。
テンセントの19日前場終値は前日比6.62%安の341.40HKドル。