2022-05-17 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(16日):ダウ26米ドル高 ナスダック総合は1.2%安
16日のNY株式相場はおおむね軟調。原油高を好感したエネルギー株やヘルスケア、生活必需品などのディフェンシブ株が上昇した一方、一般消費財、ITなどのグロース株が幅広く下落した。
先週に21年ぶりとなる7週続落を記録したダウ平均は268米ドル安まで下落後、317米ドル高まで上昇し、26.76米ドル高(+0.08%)と小幅に上昇して終了。一方、S&P500は0.99%安まで下落後、0.56%高まで上昇したが、0.39%安と反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、1.20%安とほぼ安値圏で終了した。先週にS&P500が一時3858ポイントまで下落したことで、底打ち感が強まったものの、翌日に注目の米4月小売売上高の発表を控え、神経質な展開が続いた。
S&P500の11セクターはエネルギーが2.62%高となり、ヘルスケア、生活必需品、公益も0.3-0.7%上昇した一方、一般消費財が2.12%安となり、IT、不動産、金融、コミュニケーションが0.6-0.9%下落した。上昇率トップのエネルギーでは、中国の都市封鎖解除見通しを背景にNY原油が3.4%高と大幅に4営業日続伸したことで、オキシデンタル・ペトロリアム、NRGエナジー、ハリバートンが4-5%上昇した。下落率トップの一般消費財では、時価総額上位のテスラが5.88%安となり業種指数を押し下げた。