2022-05-13 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(12日):ダウ103米ドル安と6日続落 ナスダック総合は小幅に反発
12日のNY株式相場は高安まちまち。インフレ高進懸念や米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めへの警戒感から引き続き売りが優勢となったが、売り一巡後は買い戻しが優勢となった。
ダウ平均は103.81米ドル安(-0.33%)と6日続落。80米ドル高まで上昇後、午後の取引で一時605米ドル安まで下落したが、終盤に上昇し下落幅を縮小した。S&P500も1.94%安まで下落したが、0.13%安と小幅安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は朝方に2.25%安まで下落したが、1.61%高まで上昇し、0.06%高とわずかながら反発して終了した。ダウ平均採用銘柄はホーム・デポ、3Mが2%超上昇し、メルク、アムジェン、IBMなども1%超上昇した一方、ボーイングが4.83%安、アメリカン・エキスプレスが3.84%安と大幅に下落し、アップル、マイクロソフトも2%超下落した。
寄り前に発表された米4月生産者物価指数(PPI)は前年比+11.0%と市場予想の+10.7%を上回り、前月比では+0.5%と市場予想と一致した。ただ、変動の大きい食品・エネルギーを除くコアPPIは前年比+8.8%、前月比+0.4%となり、それぞれ予想の+8.9%、+0.6%を下回った。米10年債利回りは2.855%と前日比0.069%低下した。S&P500の11セクターはヘルスケア、一般消費財、不動産、コミュニケーションなど6セクターが上昇し、公益、IT、金融など5セクターが下落した。