シティグループは最新リポートで、小米集団(
01810)の投資判断を「買い」に据え置く一方、目標株価をこれまでの27HKドルから19HKドルに引き下げた。小米集団が19日に発表する2022年1−3月期について、売上高は前年同期比6%減、前四半期比15%減の724億元、調整済み純利益は同53%減、36%減の290億元になると予想し、いずれもシティの当初予想を下回るとの見方を示した。インフレや地政学的リスク、新型コロナウイルスを受けた消費者心理の悪化を理由に挙げた。『AAストックス』が12日伝えた。
シティは、米国の利上げ、新興国通貨安、インフレ率の上昇、経済の衰退といった懸念を抱える中、小米集団の先行きは依然として厳しいものがあると指摘。小米集団の2022−23年利益予想を下方修正し、それぞれ市場コンセンサス予想を31%、24%下回る水準に設定した。ただ、深刻な衰退にならなかった場合、22年下期の業績は季節的に反発すると予想した。
小米集団の株価は日本時間午後4時43分現在、前日比5.82%安の10.36HKドルで推移している。