週明け24日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比1.24%安の24656.46ポイントだった。中国企業指数は1.47%安の8658.11ポイント。メインボードの売買代金は概算で1243億1000万HKドル。
ハンセン指数は終日、下落率1%付近のレンジで推移した。前週末終値はほぼ2カ月ぶりの高値圏とあって、いったん利益を確定する売りに押された。米連邦準備理事会(FRB)による金融正常化を背景とする前週末の米株安に加え、中国当局のインターネット・プラットフォーム企業に対する統制強化が警戒され、ハイテク株の下げが目立った。セクター別では、情報技術と医療・ヘルスケア、一般消費財が下げた半面、通信が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、ネット株のネットイース(
09999)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が大きく売られた。自動車メーカーのBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)、医薬品株の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)も安い。一方、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)や香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)が逆行高。親会社によるA株買い増し計画を明らかにしたチャイナ・モバイル(
00941)と、同業のチャイナ・ユニコム(
00762)も買われた。
ハイテク関連30銘柄で構成するハンセンテック指数は2.84%安の5703.63ポイントと続落。前週末に買われたビリビリ(
09626)と万国数拠(
09698)が急落した。上昇は半導体製造装置のASMパシフィック(
00522)だけだった。