週明け24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに小幅に反発。終値は前営業日比0.04%高の3524.11ポイントだった。深セン成分指数は0.37%高の14081.80ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8641億6100万元だった。
上海総合指数は序盤に一時、心理的節目の3500ポイント割れ目前まで下げたが、その後は持ち直し、プラス圏で推移。ただ、上値は重く、終盤は前日終値を挟んでもみ合った。景気刺激策への期待が買いを支える一方、前日の米株安や中国当局による企業統制の動きが嫌気された。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を25−26日に控えて早期金融政策正常化への警戒感が強まったほか、週末から始まる春節(旧正月)の大型連休を前に積極的な買いも見送られた。セクター別では、バッテリーや太陽光発電設備、風力発電設備などが買われた半面、製薬、バイオ、小売りなどが売られた。
A株市場では、2021年12月本決算で7割超の減益となる見通しを発表した完美世界(
002624)がストップ安を付けたほか、上海復星医薬(
600196)や江蘇恒瑞医薬(
600276)の下落も目立った。半面、12月本決算速報値が56%増益となった中国旅遊集団中免(
601888)が買われたほか、紫光国芯微電子(
002049)や歌爾(
002241)も高かった。
上海B株指数は0.33%安の285.26ポイント、深センB株指数は0.08%高の1175.42ポイント。