中国民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は21日大引け後、支配株主の浙江吉利控股集団と仏ルノーが同日、韓国市場に新型車を投入する事業契約を結んだと発表した。まず、内燃機関(ICE)とハイブリッド車を韓国など成長中の主力市場で開発・販売する。浙江吉利控股集団とルノーは昨年8月、戦略提携の覚書(MOU)を交わしていた。
現時点では、吉利汽車は事業に参画しておらず、事業に関連した浙江吉利控股集団との提携や資金提供もしない。ルノーとの潜在的なシナジー効果や韓国市場の成長力を考慮し、吉利汽車は積極的に他の選択肢(事業契約への参加や業務提携など)を探っていく方針を示した。
浙江吉利控股集団は吉利汽車株の40%を間接的に保有している。
吉利汽車の24日前場終値は前営業日比3.60%安の18.74HKドル。