週明け24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.92%安の24735.70ポイントだった。中国企業指数は1.12%安の8688.62ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で691億HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏の狭いレンジで推移した。前週末終値はほぼ2カ月ぶりの高値圏とあって、いったん利益を確定する売りに押された。米連邦準備理事会(FRB)による金融正常化を背景とする前週末の米株安に加え、中国当局のインターネット・プラットフォーム企業に対する統制強化が警戒され、ハイテク株の下げが目立つ。
個別では、ネット株のネットイース(
09999)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって下落。自動車メーカーのBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)、医薬品株の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)も安い。一方、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)や香港コングロマリットの新世界発展(
00017)が逆行高。親会社によるA株買い増し計画を明らかにしたチャイナ・モバイル(
00941)も買われている。