2022-01-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、方向性乏しい 金融株の上昇が支え
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.29%高の3568.35ポイントだった。深セン成分指数は0.31%高の14251.61ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6991億2500万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開。中国政府による景気下支え策への期待と、企業統制の強化への警戒感が入り混じり、方向性に乏しい相場となった。金融株が大きく買われ、指数を押し上げた。中国の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が引き下げられたものの、市場は想定内と受け止めたもよう。
セクター別では、保険が全面高のほか、証券と銀行が高い。貴金属と空運も買われた。一方で電機、ゲーム、送電網設備が売られた。
上海B株指数は0.12%安の286.63ポイントと3日続落。深センB株指数は0.10%安の1179.65ポイントと続落した。