米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは、雅居楽集団(
03383)の長期発行体格付けを「BB−」から「B+」に引き下げた。償還期限が迫る短期債務の規模が大きく、新たに資金を調達する方法が限られていることを反映させた。格付け見通しは「ネガティブ」に設定した。『AAストックス』が18日伝えた。
S&Pは、雅居楽集団が営業と資産売却によって取得した現金が予想より少なく、資金調達の手段も狭まっていることから、同社の流動性は向こう12カ月に一段と悪化するとの見方を示した。粗利益の縮小に伴い、負債比率が上昇する可能性もあるとした。外電によると、同社が国内外で発行した債券のうち2022年に償還期限を迎える規模は15億6000万米ドルに上る。