2022-01-18 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】上値重いか、米休場で手掛かり難 中国の景気減速懸念も
18日の香港市場は上値の重い展開か。前日のNY市場はキング牧師誕生記念日で休場だったため、手掛かり材料に乏しく、上値を追う動きが限定的となる可能性がある。英独など欧州市場は上昇した。
一方、注目された中国の2021年10−12月期国内総生産(GDP)成長率は前年同期比4.0%となり、市場予想の3.6%を上回ったが、前日の香港市場でハンセン指数は下落した。12月の小売売上高が前年同期比1.7%増と市場予想の3.7%増を大幅に下回ったほか、中国人民銀行(中央銀行)が1年9カ月ぶりに中期貸出制度(MLF)金利を引き下げたことで景気悪化懸念が強まった。また、北京冬季五輪を前に新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されるほか、ここ最近の急ピッチな上昇を受けて利益確定の売りも相場の重しとなりそうだ。