2022-01-14 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】反落か、米ハイテク株安が重荷 中国GDP発表前に様子見も
14日の香港市場は反落か。ハンセン指数は前日に続伸して昨年11月25日以来の高値水準まで上昇しており、週末を控えて利益確定売りが出やすい状況だ。米連邦準備理事会(FRB)が早期の利上げや保有資産の圧縮に踏み切るとの観測が浮上するなか、13日の米株式市場でハイテク・グロース株が大きく下げたことが相場の重荷となるだろう。
週明け17日に中国国家統計局が2021年10−12月期国内総生産(GDP)と12月の主要経済指標が発表する予定。内容を見極めたい投資家が積極的な買いを見送る展開がありそうだ。なお、きょうは12月の中国貿易統計、あすは中国70都市住宅価格統計が発表される。
13日のNY株式相場は、ダウ平均が3日ぶりに反落。ハト派で知られるFRBのブレイナード理事が、米上院銀行委員会の副議長指名公聴会で利上げに積極的な姿勢を示したことが嫌気された。ハイテク株主体のナスダック総合も4営業日ぶりに大幅反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)がそろって香港終値を下回った。半面、英金融大手のHSBC(
00005)が上回って終えた。