2021-12-08 |
香港/投資判断/サービス |
|
カジノ銘柄の目標株価を平均7%引き下げ、サンズ・チャイナなど選好=UBS
UBSはカジノセクターに関する最新リポートで、市場では多くのカジノ企業が今月中にもジャンケット(VIP仲介)との提携を終了し、貴賓庁(VIPルーム)を閉鎖すると伝わっており、カジノ関連銘柄の2023年のEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)予想を平均3%、目標株価を平均7%それぞれ引き下げた。『AAストックス』が8日伝えた。
UBSは太陽城集団(
01383)の周シャク華執行取締役会長が逮捕されたことについて、当局がジャンケット業務の存在を容認しないとする方針が示されたものであり、今後、監督管理が厳しくなっていくとの見方を示した。ジャンケットは時代にそぐわず、復活することはないと予想。新型コロナウイルスの感染が拡大する前で、VIPルーム業務の約80%、中場(一般ルーム)収入の約5−10%がジャンケットに関係するものだったと試算した。
個別では、サンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)をセクターのトップピックとし、投資判断をいずれも「買い」、目標株価をそれぞれ27.3HKドル、56.2HKドルに設定した。関連銘柄の投資判断と目標株価は以下の通り。
■サンズ・チャイナ(
01928):買い、28.2→27.3HKドル
■銀河娯楽(
00027):買い、58.4→56.2HKドル
■メルコ・インターナショナル(
00200):買い、14.1→12.8HKドル
■ウィン・マカオ(
01128):買い、10.3→9.3HKドル
■澳門博彩控股(
00880):買い、7.9→7.4HKドル
■MGMチャイナ(
02282):買い、9.8→9HKドル