JPモルガンは最新リポートで、アリババ傘下の医薬品通販事業者、阿里健康(
00241)の投資判断を「中立」に据え置く一方、目標株価をこれまでの9HKドルから8HKドルに引き下げた。同社の成長見通しに慎重な見方を示し、最近の株価への活性剤が欠けていることを織り込んだ。『AAストックス』が30日伝えた。
2021年9月中間決算について弱い内容だったと指摘。インターネットヘルスケア業界への規制強化がオンライン医療サービスの潜在的な利点を損ない、オンライン医薬品の売上高成長を鈍化させることを懸念しているとした。また、アリババ集団(
09988)の向こう数四半期における成長見通しが弱い中、阿里健康へのサポートが手薄になる可能性があるほか、Eコマースプラットフォームの売上高成長にも影響を受けるとした。
阿里健康の株価は日本時間午後4時21分現在、前日比2.83%安の7.2HKドルで推移している。