26日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前日比2.13%安の24213.55ポイントだった。中国企業指数は2.08%安の8626.31ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で659億2000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、マイナス圏で軟調に推移した。前日のNY市場が感謝祭で休場だったこともあり、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、多くの銘柄に売りが広がった。また、米中関係の悪化や中国のIT企業を巡る監督管理強化の動きが嫌気されたほか、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認されたことを受け、世界的な景気の下押しリスクも警戒された。
個別では、サンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)などカジノ株が大幅安。きょう四半期決算の発表を予定している美団(
03690)が売られたほか、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)も安かった。半面、支配株主から前倒しで売掛金を全額回収できる見通しを明らかにしたシンガマス・コンテナ(
00716)が22.83%高と急騰した。