2021-11-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、米中関係悪化や監督強化を懸念 半導体が大幅安
26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.50%安の3566.18ポイントだった。深セン成分指数は0.21%安の14797.28ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7061億8200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後にマイナス圏でもみ合う場面もあったが、結局下げ幅を拡大。終始マイナス圏で軟調に推移した。前日の米国市場が感謝祭で休場するなど積極的な買いにつながる材料を欠く中、米中関係の悪化や中国当局の監督強化などへの懸念が引き続き相場の重しとなった。中国当局が中国配車アプリ大手の滴滴出行(DIDI)に対し、米国市場での上場廃止を要請したと外電が報じたことも、投資家心理を冷やしたもよう。
セクター別では、半導体が大幅安。石炭や電機のほか、観光・ホテル、電力、保険なども下げている。半面、バッテリー素材や電池が高い。化学肥料や鉄鋼もしっかり。
上海B株指数は0.52%安の280.79ポイント、深センB株指数は0.25%安の1176.07ポイント。