2021-11-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、政策支援が支え 電機・造船が全面高
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前日比0.43%高の3597.53ポイントだった。深セン成分指数は0.08%安の14949.41ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7808億2900万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、ほどなくして切り返すとプラス圏で堅調に推移した。指数は前日まで続伸して約4週ぶり高値を付けて引けたことから利益確定売りが出やすかったが、国務院が前日に原材料価格の高騰や電力不足、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている中小企業への支援を強化する方針を示したことなどを受け、政策支援への期待が買いを支えたもよう。国内での新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあることも投資家心理の改善に寄与した。
セクター別では、電機と造船が全面高。鉄鋼や石油、石炭も買われた。半面、風力発電設備やバッテリー素材が安い。ガスや電池などもさえない。
上海B株指数は1.08%高の281.13ポイント、深センB株指数は0.26%高の1175.67ポイントだった。