2021-11-16 |
中国/政策/その他 |
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米中オンライン首脳会談、徹底的な意思疎通 3時間余りで終了
中国の習近平国家主席は16日の北京時間午前8時46分、米国のバイデン大統領とオンライン形式の首脳会談を行い、両国関係の発展に関する戦略的かつ包括的で根本的な問題から共通の関心事である重要な問題に至るまで十分で徹底的な意思疎通を行った。会談は前半と後半に分かれ、後半は北京時間11時6分に開始し、北京時間12時24分に終了。全体で3時間余り続いた。『信報』が本土メディアなどを引用して16日伝えた。
会談の冒頭で、習主席は旧友のバイデン大統領に会えてとても嬉しいと述べ、バイデン大統領と協力して合意を形成し、積極的な行動を取り、両国関係の前向きな発展を主導する用意があるとした。また、両国関係の発展が重要な段階にあると指摘。人類は多くの課題に直面しているとした。
習主席はまた、両国関係の発展を促進し、気候変動や新型コロナウイルスの流行などの世界的な課題への効果的な対応を含め、平和で安定した国際環境を維持するためには、健全で安定した両国関係が必要だと強調。双方はお互いを尊重し、平和に依存し、協力してウィンウィンの関係を構築し、内政を上手く行うだけでなく、国際的責任も担っていくとした。
バイデン大統領は、双方が率直な意見交換を行うことが非常に重要だと指摘。人権からインド太平洋地域の問題に至る米国が懸念している分野について話し合うことを明らかにした。また、双方の指導者が担う責任は、両国関係が紛争に発展しないようにすることだとし、米国は常に自己の価値観を守るとしたほか、全ての国は規制を順守する必要があるとした。