HSBCグローバルリサーチは最新リポートで、太陽電池原材料の大手、保利協キン能源(
03800)の投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げ、目標株価を3.15HKドルから3.40HKドルへ7.9%上方修正した。同社が多結晶シリコンの価格上昇から恩恵を受け、リスクリターン比でみた投資妙味は大きいとした。香港経済紙『信報』が15日伝えた。
HSBCは、保利協キン能源が株式取引を停止していた今年4月から10月までに、多結晶シリコンの価格は2.14倍になり、2021年6月中間決算の純損益が24億700万元の黒字に転換したと指摘。多結晶シリコンの需給がひっ迫している上に原料価格が下がったことで、下半期の同社利益は36億元に上る見込みだとした。
保利協キン能源の株価は日本時間午後4時24分現在、前営業日比6.73%高の3.17HKドルで推移している。