2021-11-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、利益確定売りが重し
週明け15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.29%安の3528.88ポイントだった。深セン成分指数は0.60%安の14616.42ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7667億3200万元だった。
上海総合指数は高く始まった後、ほどなくマイナス圏に沈んだ。前週末終値付近まで戻す場面も見られたものの、勢いは続かず、前引けにかけて下げ幅を拡大した。中国の習近平国家主席とバイデン米大統領のオンライン会談を北京時間16日午前に控えて米中関係改善への期待から買いが広がったが、指数は前週末に約2週間ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。午前に発表された10月の鉱工業生産と小売売上高は伸び率が市場予想を上回った半面、1−10月の固定資産投資は市場予想を下回った。セクター別では、エネルギー金属、化学肥料、貴金属などが売られた半面、食品・飲料、医療、環境保護などが買われた。
上海B株指数は0.03%高の271.77ポイント、深センB株指数は0.33%安の1158.64ポイントだった。