9日の香港市場は買いが先行するか。指数は前日まで続落し、1カ月ぶり安値を付けて引けたことから、値ごろ感が出た銘柄を中心に買い戻しが広がりそうだ。前日のNY株式相場で最高値更新が続いたことも、投資家心理を支えるだろう。
一方、中国共産党が昨日から11日まで第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)を開いているほか、米国ではあすに10月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、結果を見極めたい投資家は積極的な売買を控える可能性がある。
8日のNY株式市場では、ダウ平均が続伸、ハイテク株主体のナスダック総合は11営業日続伸し、ともに史上最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(
00005)が香港終値を下回った半面、ハイテク株のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、保険株のAIAグループ(
01299)と中国平安保険(
02318)が上回って終えた。