28日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前日に続落したとあって、大型ハイテク株を中心に買い戻しが入った半面、米利回り曲線の平たん化を受けて金融株が売られている。四半期決算などの個別材料を手掛かりとする売買が目立つ。
指数は日本時間午前10時51分現在、前日比0.22%高の25,684.330ポイントで推移している。個別では、前日安かったインターネット・プラットフォーム企業のテンセント(
00700)、美団(
03690)、アリババ集団(
09988)がそろって上昇。2021年7−9月期の純利益が市場予想を上回ったバドワイザーAPAC(
01876)も高い。一方、朝方に「先旧後新」方式の増資計画を発表した李寧(
02331)が大きく売られた。米原油先物相場の下落で石油株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)が下落。大型金融株のHSBC(
00005)、中国人寿保険(
02628)も安い。