2021-10-28 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】軟調か、個別物色が中心 米株式相場は上昇一服
28日の香港市場は軟調に推移するか。米中関係の悪化懸念がくすぶるなか、投資家が運用リスクをとりにくいと予想する。米連邦通信委員会(FCC)は26日、チャイナ・テレコム(
00728)の米国事業免許を安全保障上の理由から取り消すと発表した上、米当局がパックス・グローバル(
00327)の米国法人を強制捜査したとも伝わった。四半期決算の発表がピークを迎えるなか、個別材料を手掛かりとする売買が中心の相場となるだろう。
米株式相場の上昇一服も市場センチメントを冷やしそうだ。27日のNY市場で、前日まで3日連続で史上最高値を更新していたダウ平均が反落。ハイテク株主体のナスダック総合は0.12ポイント高と横ばいで終了した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が香港終値を下回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)、製薬の中国生物製薬(
01177)などは上回って引けた。
一方、きょうはハンセン指数構成銘柄のシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)、BYD(
01211)中国人寿保険(
02628)などが2021年7−9月期決算を発表する。