2021-10-27 |
香港/企業動向/非鉄金属 |
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UCルサール、21年7−9月期アルミ販売量は前四半期比11.8%減
ロシアのアルミニウム大手、UCルサール(
00486)は27日朝方、2021年7−9月期の業務統計を発表した。アルミ販売量は前四半期比11.8%減の91万5000トンだった。縮小の主因は、サプライチェーンと輸送が世界的に滞り、輸送途中の貨物が在庫として計上されたこと。合金インゴットなど付加価値製品の販売量は8.2%減の49万8000トンで、アルミ販売全体に占める割合は4−6月期の52%から54%に上昇した。7−9月期のアルミの平均実勢価格は1トン当たり2729米ドルで、前四半期から11.6%上昇した。
一方、7−9月期のアルミ生産量は0.8%増の94万3000トンでシベリアの精錬所の生産量が全体の93%を占めた。アルミナは206万4000トンとほぼ横ばい。ボーキサイトは1.1%減の379万2000トン、ネフェリン鉱は1.9%増の112万トンだった。
UCルサールの27日前場終値は前日比2.31%安の8.45HKドル。