2021-10-26 |
中国/政策/石油・石炭 |
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発改委、エネルギー指数や価格操作の実態を調査へ
中国の国家発展改革委員会(発改委)は、物価指数の操作を規制し、市場の健全かつ秩序ある発展を促進するために、エネルギー情報会社がうわさの流布や指数の改ざん、価格指数を操作していないか調査する作業部会を設立した。『中国証券報』が25日伝えた。
電力が不足し燃料価格が上昇する中、発改委は、一部の石炭やその他のエネルギー情報提供会社が実際の取引価格を使用せず、根拠のないうわさレベルの情報を流し、虚偽の価格指数を作成して公開、価格指数を操作しているなどの報告を受けた。
発改委はこれらの行為によって投機が煽られ、石炭価格は需給のファンダメンタルズから完全に逸脱し、国家や社会の公益に深刻な打撃を与えていると警戒を強めている。発改委は価格局が中心となって専門の作業部会を組織し、実態調査をする。摘発した違反行為については事業者名を開示し、規定時間内の情報修正命令、懲戒処分などを行うとしている。