20日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前日比1.31%高の26125.96ポイントだった。中国企業指数は1.64%高の9285.69ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で928億4000万HKドル。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ、心理的節目の26000ポイントに乗せて寄り付いた。序盤は同節目を挟んでもみ合ったが、中盤以降に上げ幅を拡大した。中国ネット通販最大手、アリババ集団(
09988)の創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が事業会合のため欧州を訪れていると伝わり、同社に対する中国当局の監督やIT企業への統制強化が緩むとの思惑から大型ネット株が買われ、相場の上昇を主導した。
個別では、アリババ集団が8%超高、同社傘下の阿里健康(
00241)が14%超高と急伸。美団(
03690)、テンセント(
00700)も高い。このほか、不動産管理会社の碧桂園服務(
06098)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、サンズ・チャイナ(
01928)が大きく買われた。半面、ガラスメーカーの信義ガラス(
00868)、豚肉大手の万洲国際(
00288)、石油メジャーのCNOOC(
00883)が下げた。