2021-10-18 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、中国景気の減速警戒 金融・ハイテク株に売り
週明け18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前営業日比0.31%安の25253.57ポイントだった。中国企業指数は0.80%安の8894.73ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で713億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた直後、下げに転じた。前週末の米株高が好感された半面、米国でインフレ圧力が長引くリスクや長期金利の上昇が警戒されたもよう。中国景気の減速を懸念した売りも相場の重荷。午前に中国国家統計局が発表した2021年7−9月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比4.9%増と、市場予想を下回り、前四半期の7.9%増から減速した。同時発表の9月の鉱工業生産と1−9月の固定資産投資も市場予想から下振れした。もっとも割安感が強まった銘柄に買いも入り、ハンセン指数は小安く推移して前場の取引を終えた。
個別では、金融株の中国平安保険(
02318)と中国工商銀行(
01398)、招商銀行(
03968)、ハイテク株の美団(
03690)とテンセント(
00700)が下げ、相場を押し下げた。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)が安い。一方、バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が大幅高。