2021-10-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、景気減速を警戒 石炭が全面安
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.35%安の3534.43ポイントだった。深セン成分指数は0.45%高の14199.20ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5346億4200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、下げ幅を拡大。終始マイナス圏で軟調に推移した。不動産企業の債務問題や電力の供給不足などへの懸念がくすぶる中、景気減速への警戒が相場の重荷となった。一方、きょう発表された21年1−9月の人民元建て貿易統計は輸出額が22.7%増、輸入額が22.6%増となり、輸出、輸入ともに5四半期連続で前年同期を上回ったことは好感されたもよう。なお、香港天文台が台風による強風警報(シグナル8)を現地時間の正午時点で解除しなかったため、規定に従い同日のストックコネクトの取引は終日中止となった。
セクター別では、石炭が全面安。採掘や電力、石油などもさえない。半面、通信や酒造が高い。文化教育レジャーや自動車もしっかり。
上海B株指数は0.99%安の276.26ポイント、深センB株指数は0.27%安の1177.81ポイントだった。