2021-10-13 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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自動車販売の持ち直しは3−5カ月後、半導体不足が痛手=中国汽車工業協会
中国汽車工業協会は12日、10−12月期の自動車製造台数は例年なら7−9月期を大きく上回るが、今年は半導体不足の影響が大きく、今後の生産に下押し圧力がかかるとの見通しを示した。
2021年9月の新車販売台数は前年同月比19.6%減の206万7000台にとどまった。市場の需要は拡大したものの、車載半導体の供給減少や原材料価格の上昇が響き、新車の供給が不足した。10月に入っても半導体不足は緩和されておらず、一部地域での電力制限や新型コロナウイルスの感染再拡大も痛手となった。
中国汽車工業協会は「自動車の供給不足が解消されれば、10月の販売は9月をある程度上回る見込み」だとした。自動車用半導体の不足は最悪期を脱しつつあり、今後は半導体供給が緩やかに増える見通しだが、持ち直しの効果が末端の自動車販売にまで波及するまで3−5カ月かかるとみている。