12日の香港市場でハンセン指数は反落して始まり、寄り付きで心理的節目の25000ポイントを下回った。指数は前日まで3営業日続伸し、1カ月ぶり高値を付けていることから、利益確定の売りが広がっているもよう。中国本土では、今週に金融統計や貿易統計、物価統計の発表を控えており、様子見ムードも見られる。
指数は日本時間午前10時38分現在、前日比1.40%安の24969.39ポイントで推移している。個別では、9月の携帯端末用レンズセット出荷量が2割減だった舜宇光学科技(
02382)が大幅安。前日に相場の上昇を主導した中国ハイテク株のアリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)、美団(
03690)もそろって下げている。医薬品通販事業者の阿里健康(
00241)や総合金融サービスグループの中国平安保険(
02318)などもさえない。半面、石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)などが高い。民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も買われている。