2021-10-11 |
香港/企業動向/海運 |
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中遠海運控股、21年1−9月期は純利益17.5倍の見通し
コンテナ海運大手、中遠海運控股(
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純利益が急増した主因は、コンテナ輸送量の増加と運賃の上昇。1−9月期のコンテナ市場は、需要が高まる一方で新型コロナウイルスの余波で供給は限られ、世界的なサプライチェーンの混乱と港湾の混雑が重なって需給が引き締まった。運賃指標の中国コンテナ船運賃指数(CCFI)の同期平均は2398.80ポイントと、前年同期比168.5%高となった。一方、中遠海運控股のコンテナ輸送量は2044万7100TEU(20フィートコンテナ換算)と前年同期比8.0%増えた。