2021-10-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:続伸、ネット関連株高い 瑞声科技は急落
8日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.55%高の24837.85ポイントだった。中国企業指数は0.72%高の8775.65ポイント。メインボードの売買代金は概算で1633億5000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の25000ポイントに乗せて寄り付いた後、ほどなく同節目を下回り上げ幅を縮小した。中盤には一時マイナス圏に沈む場面もみられたものの、再びプラス圏に浮上してきょうの取引を終えた。指数は前日に3%超上昇し、約3週ぶり高値を付けていた後とあって、今夜の米雇用統計や週末を前に利益確定の動きが相場の重しとなったが、1週間ぶりに取引を再開した本土市場が堅調に推移したことが好感されたほか、米中関係の改善期待も広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)が買われて相場を支えたほか、中国人寿保険(
02628)や阿里健康(
00241)の上昇も目立った。半面、2021年7−9月期決算で大幅減益となる見通しを明らかにした瑞声科技(
02018)が12.59%安と急落。李寧(
02331)や薬明生物技術(
02269)も売られた。
この他では、中国太平洋保険(
02601)やファースト・トラクター(
00038)、北京首都国際機場(
00694)が買われた。半面、大唐新能源(
01798)や中国中煤能源(
01898)、エン州煤業(
01171)が大きく下げた。