テンセント(
00700)子会社のライアットゲームズが開発した人気ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」スマートフォン版は8日、プレーヤーのファイルを事後に削除しないオープンベータテストを同日の午前10時に開始すると発表した。プレーヤーはテスト期間が過ぎた後もアカウントを使用することが可能で、事実上の正式サービスが始まることになる。
「香港経済日報」によると、スマホ版「リーグ・オブ・レジェンド」はテンセントにとって今後数年間に成長する主要モバイルゲームの1つと見なされている。ただ、ジェフリーズはテンセントの最近のモバイルゲーム収入が予想から下振れし、前四半期に有力な新作が投入されなかったと指摘。目標株価を680HKドルから671HKドルへ下方修正した。もっともテンセントの最近の株価は、未成年によるオンライン利用の制限や広告収入に対する当局の監督、不安定な景気、さらには教育業界の統制への懸念をすでに反映しているとして、投資判断は「買い」に維持した。
スマホ版「リーグ・オブ・レジェンド」はすでに海外市場に投入され、今年2月には中国当局からゲーム承認番号を取得して商品ベース運営が可能になっている。テンセントは「リーグ・オブ・レジェンド」を9月15日から始めると発表したが、中国当局が未成年者のオンラインゲーム利用の規制を強化したため、正式な配信開始を国慶節(10月1日)以降に延期していた。