2021-10-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、消費回復期待広がる 3600ポイントは守れず
連休明け8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.33%高の3579.96ポイントだった。深セン成分指数は0.55%高の14387.89ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7401億5800万元だった。
上海総合指数はプラス圏でおおむね堅調に推移した。もっとも、寄り付きで心理的節目の3600ポイントを回復したが、次第に上げ幅を縮小。節目を割り込んで前場の取引を終えた。前日の米株高の流れを引き継いだほか、国慶節連休(10月1−7日)の消費活動に関する統計などから、消費回復期待が広がったもよう。ただ、電力供給不安への警戒感などから指数は次第に伸び悩んだ。きょう発表された9月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は前月比6.7上昇の53.4となり、景況感の分かれ目である50を上回った。
セクター別では、保険が全面高。農林漁業や石油、酒造なども多く買われた。半面、電力や石炭が安い。化学肥料や鉄鋼などもさえない。
上海B株指数は0.89%高の277.91ポイント、深センB株指数は0.72%高の1189.95ポイント。