6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.46%安の23992.99ポイントだった。中国企業指数は0.90%安の8438.84ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で569億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、ほどなくしてマイナス圏に沈み、心理的節目の24000ポイントを割り込んだ。前日のNY市場でハイテク株が反発した流れを引き継ぎ、大型ネット株を買い戻す動きが先行したが、勢いは続かなかった。原油相場の急騰を背景にインフレ懸念が強まるなか、ニュージーランド準備銀行が6日に政策金利を7年ぶりに引き上げると発表したことを受け、世界的な金融引き締めに対する警戒感が高まったもよう。指数は序盤に急落したが、その後はもみ合いながらやや戻した。
個別では、スポーツウエア用品の李寧(
02331)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)の下げがきつい。不動産管理会社の碧桂園服務(
06098)が大幅に続落した。半面、石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)が大幅に続伸したほか、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、保険大手の中国平安保険(
02318)、欧州金融のHSBC(
00005)が上昇した。