5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.32%高の24112.64ポイントだった。中国企業指数は0.11%高の8530.65ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で602億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は安く始まり、始値で心理的節目の心理的節目の24000ポイントを割り込んだ。前日のNY市場で米長期金利の上昇を受けて主力ハイテク株が売られ、相場を押し下げた流れを引き継いだ。寄り付き直後に23681.44ポイントと取引時間中として昨年10月5日以来1年ぶりの安値を付けたが、その後は下げ幅を縮小。安値を拾う買いが次第に優勢となってプラス圏に浮上した。
個別では、前日下げた大型金融株のAIAグループ(
01299)と中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、医薬品株の薬明生物技術(
02269)が買い戻されて相場の上昇を主導。スポーツ用品の李寧(
02331)も大幅に反発した。中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)はそろって急上昇した。NY原油先物相場が4日、2014年11月以来約7年ぶりの高値を付けたことで買いが膨らんだ。半面、ハイテク株のアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)、美団(
03690)、瑞声科技(
02018)が続落した。不動産株の碧桂園服務(
06098)、碧桂園(
02007)、中国海外発展(
00688)も安い。