世界最大のオンライン旅行会社、トリップ・ドットコム(
09961)は、取引先に競合事業者と取引しないように迫る「二選一(二者択一)」による独占の疑いがあると、ホテル予約アプリ「周末酒店」を開発・運営する上海尚旅網絡科技から告発されたことを受けて、両当事者は以前から連絡を取り合っており、協力が順調に進んでいるとした声明を発表した。同社はホテル業界における公正な競争を断固として支持し、「二選一」に反対すると同時に全てのパートナーを大切にしているとした。ただ、周末酒店はこの声明に同意していない。『AAストックス』などが4日伝えた。
1日、周末酒店は実名でリポートを発表。周末酒店と提携関係にある複数のホテルはトリップ・ドットコムから通知を受け、周末酒店のアプリから優待宿泊プランを取り下げなければ、トリップ・ドットコムの特約ホテルという地位を取り消し、当該ホテル紹介ページの閲覧制限をかけると圧力を加えたという。
トリップ・ドットコムの4日前場終値は前営業日比3.66%高の243.4HKドル。