24日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比1.30%安の24192.16ポイントだった。中国企業指数は1.47%安の8604.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で1475億3000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付き、中盤までは前日終値を挟んで一進一退。終盤に下げ幅を広げて引けた。市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容をほぼ想定通りと受け止めたものの、中国による企業統制の強化に対する警戒は解いていない。中国本土相場が安く終えた上、中国恒大集団(
03333)の債務問題への懸念もくすぶり、終盤には幅広いセクターで次第に売りが優勢となった。
ハンセン指数構成銘柄では、龍湖集団(
00960)や恒基兆業地産(
00012)、新鴻基地産(
00016)、恒隆地産(
00101)、長江実業集団(
01113)、華潤置地(
01109)などの不動産株がそろって売られた。中国ガラス大手の信義ガラス(
00868)とスポーツ用品の李寧(
02331)は大幅に続落。前日高かった医薬品通販の阿里健康(
00241)とカジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、銀河娯楽(
00027)も大きく下げた。一方、金融株の中国平安保険(
02318)と生活情報サイト運営の美団(
03690)が続伸した。
中国恒大集団は11.99%安と急反落。傘下の中国恒大新能源汽車(
00708)と恒大物業集団(
06666)も下落した。