調査会社カナリスは29日、2021年4−6月期の中国スマートフォン出荷量が7490万台と、前年同期比17%減ったと発表した。ブランド別では、「vivo」と「OPPO」がそれぞれ首位と2位を維持。小米集団(
01810)が前四半期から順位を一つ上げて3位に入った。
上位3社の出荷台数は、vivoが23%増の1820万台(市場シェア24%)、OPPOが10%増の1600万台(同21%)、小米集団が35%増の1260万台(同17%)で、ともに前四半期と比べて2桁増。半面、4位の米アップルは790万台で伸び率が2%にとどまった。5位は20年10月に華為技術(ファーウェイ)から独立した「Honor(栄耀)」で、690万台。前年同期比では46%減ったものの、前四半期比では40%増えた。
前四半期に3位だったファーウェイはトップ5圏外となった。トップ5以外のブランドの出荷数は前年同期比58%減の1330万台に落ち込んだ。