中国の固定通信最大手、チャイナ・テレコム(
00728)は22日大引け後、A株を新たに発行して上海証券取引所に上場する計画が、中国証券監督管理委員会(CSRC)の審査を同日に通過したと明らかにした。正式な承認文書を受け取った後に改めて公告を発表する。
これまでの発表によれば、A株の発行価格は、中国本土と海外の資本市場の状態や自社の経営状況を踏まえ、機関投資家からの反応などを基に決める。発行規模は最大で120億9300万株(増資後発行済み株式の13%)の予定。その15%相当を追加発行する権利(オーバーアロットメント・オプション)を引受幹事に与える見込み。調達資金は5G産業インターネット構築やクラウドネットワーク統合新型情報インフラ、新技術の開発研究などのプロジェクトに投じる予定。
チャイナ・テレコムの22日終値は前日比2.24%高の3.19HKドル。