JPモルガンは最新リポートで、中国本土のデベロッパー各社について、財政面や政策面でのリスクから株価はここ1カ月で急速に調整色を強めていると指摘。最終的には問題解決が見込まれるものの、まだ先になるとし、上期にショッピングモールの賃貸事業が好調だった企業や不動産管理企業など確実性の高い企業を有望視した。『AAストックス』が21日伝えた。
個別では、龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、合景泰富集団(
01813)、中駿集団(
01966)の投資判断を「オーバーウエート」に維持したほか、新たに宝龍地産(
01238)に「オーバーウエート」の投資判断を付与した。一方、万科企業(
02202)と中国奥園集団(
03883)の投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げ、広州富力地産(
02777)の投資判断を「中立」から「アンダーウエート」に引き下げた。
また、不動産管理セクターのカバレッジを開始し、華潤万象生活(
01209)、宝龍商業管理(
09909)の投資判断をそれぞれ「オーバーウエート」に設定した。