2021-07-19 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】反落して始まるか、コロナ感染の再拡大や米中対立を警戒
週明け19日の香港市場は前週末の米株安の流れを引き継ぎ、反落して始まるか。16日のハンセン指数は小幅に続伸し、終値が心理的節目の28000ポイントを超えただけに、利益確定売りが出やすい。世界的な新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念や、米国と中国の対立先鋭化への懸念もくすぶる。バイデン米政権は16日、香港で事業活動を行う米国企業に対し、香港国家安全維持法(香港国安法)の施行に伴うリスクを警告した。
一方、好材料が出たセクターや銘柄に買いが入り、相場を下支えする展開がありそうだ。中間決算の発表シーズンを控え、業績見通しや月度業務統計などを手掛かりとする個別物色が活発となるだろう。
16日のNY株式相場はダウ平均が3日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は4日続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。ハイテク株のテンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)、英金融大手のHSBC(
00005)が香港終値を下回って引けた。