2021-07-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、李首相が預金準備率引き下げに言及も反応限定的
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.57%安の3533.63ポイントだった。深セン成分指数は0.01%安の14938.59ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7711億8800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈み、じりじりと下げ幅を拡大した。このところ当局が証券取引や上場企業への監督管理を強化する姿勢を強めており、市場への引き締めが厳しくなることへの懸念が重荷となった。中国の李克強首相が前日に開いた国務院常務会議で預金準備率の引き下げに言及したものの、市場の反応は限られた。
セクター別では、保険が全面安。石炭、医療、食品・飲料・鉄鋼、銀行も売られた。半面、軍需関連、素材、電子部品が上昇した。
上海B株指数は0.55%安の259.13ポイント、深センB株指数は0.26%安の1217.33ポイントだった。