2021-06-25 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】堅調か、米株高を受けて29000ポイント試す展開も
25日の香港市場は堅調か。前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、ハンセン指数は心理的節目の29000ポイントを試す展開もありそうだ。24日のNY市場では、バイデン米大統領がインフラ投資で超党派の上院議員と合意に至ったと発表したことが好感された。S&P500とハイテク株主体のナスダック総合が史上最高値を更新し、ダウ平均は322.58米ドル高と反発し、最高値まで2.5%に迫った。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)が香港終値を上回って引けている。
ただ、ハンセン指数は前日に今月4日以来、約3週ぶり高値を付けて取引を終えており、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、利益確定の売りが広がる可能性もある。また、米商務省が安全保障上の懸念がある外国企業を列挙する「エンティティー・リスト」に中国の5企業・団体を追加したことで、米中関係の悪化も引き続き警戒されそうだ。