CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、中国の粉ミルク最大手、中国飛鶴(
06186)の投資判断を「買い」に維持し、トップピックに追加した。目標株価は30HKドルに設定している。『AAストックス』が11日伝えた。
CLSAは、中国飛鶴の冷友斌会長が出席したイベントで、新型コロナウイルスワクチンの接種が夫婦の出生計画に影響を与え、出生率が低下する可能性があると発言したことを受け、同社の株価は急落したが、中国の衛生当局はワクチン接種が妊娠に影響を与えることはないと明らかにしており、会社側も発言についてコメントしていると指摘。2億米ドルを投じて自社株買いを行う計画も発表しており、投資家の信頼が強まり、市場の懸念も払拭されるとの見方を示した。
中国飛鶴の11日終値は前日比0.41%高の19.40HKドル。